VOICES FROM VOLUNTEERS
掲載日:2023/11/28
千葉県市川市在住
25才 女性
私が治験に参加していたのは看護師になるべく大学の看護学科で学んでいた時でした。もともと治験に参加するのが好きな父がいて、その勧めで治験に参加し、そうした場で働く医療職の存在を身近に感じることができる貴重な体験でもありました。
ある治験に参加し、それから約半年後、私の参加した治験薬が認可された連絡をもらった時はなぜか少し嬉しい気持ちになりました。そしてそれは、私が国家試験に合格し、看護師になってからのことでした。就職してからもたくさん勉強をする中で、偶然、新薬の情報を見ていた時に、私が参加した治験で認可が認められた薬を見つけた時は、さらに調べたら院内で採用されることになった時は、私も治験に参加するスタッフの一員になれたような特別な気持ちを持てました。
仕事の不規則さから、私は治験に参加することが難しくなってしまいましたが、臨床の場で治験を行われている患者さんの様子を見守る側となりました。医学や薬学の発展のために欠かせない治験、得られるものは治験の成果だけではないと身をもって体験したからこそ、たくさんの人が興味を持ってくれたら嬉しいと思っています。