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Feb
29
2024
NPO法人ニューイングが大原薬品工業株式会社の依頼により設置している「肝硬変治験お問い合わせセンター」では、北海道札幌市、東京都港区、東京都文京区、神奈川県川崎市、福井県福井市の治験実施医療機関がご案内できるようになりました。
肝硬変とは、正常な肝臓が慢性肝炎となり、肝がんや、肝不全に進む手前の状態です。
肝硬変の主な原因はB型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスへの感染ですが、抗ウイルス治療薬の登場により肝炎はコントロールできるようになりました。しかし、肝硬変となって線維化してしまった肝臓をもとに戻す治療法はなく、非代償性肝硬変の根本治療は現在のところ肝移植のみとなっています。
また、近年肝炎ウイルスに感染していない肝臓がんの患者数が増加傾向にあります。その一つとして、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)が原因で、肝硬変から肝臓がんになってしまうケースがあります。非アルコール性脂肪肝炎(NASH)が肝硬変、肝臓がんへ進行する前の初期の段階で発見し、適切な治療を行う事が大切です。
肝硬変はお酒を飲む人の病気というイメージをお持ちの方も多いと思います。
しかし、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)はお酒をまったく飲まない人でも発症します。病気が進行しない限り自覚症状がほとんどないことから、健康診断で肥満や生活習慣病を指摘されている人は積極的に医療機関を受診してみることをお勧めします。
▼肝硬変で線維化してしまった肝臓を改善するお薬の治験はこちらから
https://new-ing.jp/info/23058