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Dec

9

2020

68

拝復
陽春の候、皆様にはますますご清栄のことと拝察申し上げます。治験のため入院生活も2度目になると、しかも同じ内容の治験だったので、前回の治験が生きて精神的には楽に過ごせたような気がします。先生、看護師その他スタッフの皆様も顔なじみが多く、ほぼ1年ぶりの再会で懐かしい感情が芽生えました。しかし入院生活は家庭で過ごす日常とは違って、身体的には戸惑いがあったようでちょっと便秘気味になりました。服用当日は検査項目がたくさん詰まっており、考える暇もなく過ごしましたが、その他の日はゆっくりと静養したような感じで、備え付けの図書から、少年時代に戻った気分で、どきどきしながら読んだリュパン(昔はルパンだった)と赤川次郎をほぼ10冊速読できました。夜11時から翌朝6時30分までの就寝時間は長く感じました。若い頃と違って一回の睡眠時間が長くても4時間ぐらいになっているので、床の中で目を開いていることが多くありました。他の同室の人たちも同様らしく、枕もとの灯りを付けて何かをされている方もおられました。私も仕方なく一昨年から始めた短歌を指折り数えながら作っていました。恥ずかしながら以下にご披露します。
 駅前のビジネスホテルに泊まる夜の1人の寂しさ気味は知らずや
病室の窓から見た眺めは四季折々詠みつくした我が家の9階のベランダ越しに見る景色と違っていて新鮮でした。
 高階に富士を探せど西の方雪を被りし丹沢連なる
 目立てせし鋸の歯の如輝きて丹沢山系に今入日落つ
 町の灯が色益す頃は背景の山影闇に吸はれ失せ行く
 ローム台地の枯れ木の奥の地平にはビル郡浮かぶ霧の間に
 寺らしき大き屋根見へ指させ看護師忙し応へずに去る
 味気なき入院生活の楽しみは交々立ち寄る看護師に会ふこと
 さまざまの看護師たちと触れ合へど心にかかる3人の女性
 顔身体化粧筆文様有れど思い出すのは心美人か
 同室の治験者戦友と呼ぶべきか同時に退院同じ道帰る
 「また会うか」ポツリ友言う別れ際不思議な思ひで吾はうなずく
今回の治験のお役に立てたかどうか心配していましたが、無事終了されたとのこと、安堵しました。なお今後ともご高配を賜りたくよろしくお願い申し上げます。
敬具

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