HEALTH COURSE REPORT
第305回 無料健康講座
噛めないときの食事はどうしたら?いざという時の為に知っておこう!

| 日時 | 2026年02月19日 pm2時00分~pm4時00分 |
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| 会場 |
ファルマ802ビル4階研修センター 京王八王子駅中央口から徒歩3分 JR八王子駅北口から徒歩5分 ※1階に八王子薬剤センター駅前薬局のあるビル https://goo.gl/maps/TdbZeFhwpMR2 |
| 講座I | 噛めない時の食事について 講師:八王子薬剤センター薬剤師 岡部礼典 オーラルフレイルという言葉をきいたことがありますか。これは、加齢などにより口の機能が徐々に低下していく状態を指します。具体的には、固い食べ物が噛みにくくなる、食事中にむせることが増える、食べこぼしが目立つ、滑舌が悪くなるといった症状がみられます。これらは一見ささいな変化に思えますが、放置すると口腔機能のさらなる低下を招き、全身の健康にも大きな影響を及ぼす可能性があります。 口腔機能が低下すると、十分な量やバランスのとれた食事が摂りにくくなり、体重減少や低栄養を引き起こします。その結果、筋力や体力の低下につながり、転倒や要介護状態のリスクが高まります。また、栄養状態の悪化は生活習慣病の重症化や免疫力の低下を招くだけでなく、外出や会話の機会が減ることでうつ状態を引き起こすこともあります。つまり、口の衰えは全身のフレイル(虚弱)の入り口ともいえる重要なサインなのです。 オーラルフレイルを予防するためには、まず定期的な歯科検診が大切です。むし歯や歯周病の治療、入れ歯の調整などを適切に行うことで、噛む力を維持しやすくなります。また、口腔体操や発声練習などにより、舌や頬、唇の筋肉を鍛えることも有効です。日常的に意識して口をよく動かすことが、機能低下の予防につながります。 さらに、気になる症状がある場合は、早めに専門家へ相談することが重要です。歯科医師だけでなく、飲み込みや発音の訓練を行う言語聴覚士、栄養指導を行う管理栄養士、生活全体を支えるケアマネジャーなど、多職種が連携する地域包括ケアシステムの中で支援を受けることができます。早期に適切な支援を受けることで、重症化を防ぐことが可能です。 栄養面では、「痩せないこと」を意識することが大切です。高齢になると食事量が減りがちですが、体重の減少は体力低下に直結します。食べやすい工夫をしながら、たんぱく質やエネルギーをしっかり摂ることが重要です。必要に応じて、刻み食やソフト食、ミキサー食、ムース食などの介護食を取り入れるとよいでしょう。最近では市販の介護食品も充実しており、手軽に利用することができます。 また、栄養補助として医薬品が処方されることもあります。たとえば、エンシュアHやエネーボといった経口栄養剤は、十分な栄養摂取が難しい場合に医師の判断で処方されます。こうした製品を適切に活用することも、低栄養予防の一助となります。 オーラルフレイルは早期発見・早期対応が何よりも重要です。日々の小さな変化を見逃さず、口の健康を守ることが、全身の健康と自立した生活を支える第一歩となります。 |
| 講座II |
歩き方をチェックし、歩き方のポイントを知ろう 講師:八王子市レクリエーション協会 中西芳子 間違った歩き方を続けていると、疲れやすかったり、膝や腰が痛くなったりして、体に負担がかかります。正しい歩き方のポイントは、顎を軽く引く(首にこぶしをあて、その上に顎をのせるぐらいの位置)、少し遠くを見る、かかとからつま先へ自然に体重を移動させる、腕は引く動作に意識を向ける、大股で歩く…等があります。 正しい歩き方を身に着けるために、以下のような「歩き方のストレッチ」をしてみましょう。 ①姿勢を正して立ちます ②顎を軽くひきます ③片方の足を一歩前に出します(かかとから足裏全体へと地面に足を付けながら、体重を移動する) ④その状態で体の中心に意識を向け、グラグラしなくなるまで待ちます ⑤グラグラがおさまったら、手のひらを前に向けた状態で、両腕を肩の高さまで前方に持ち上げます ⑥再度、体の中心軸を意識し、グラグラしなくなるまで静止します ⑦両腕を下におろし、反対側の足でも、③~⑦を行います 地面をしっかりとらえるイメージで、ぐらつきをなくしながら、ゆっくりとこの動きを繰り返します。正しい歩き方を意識することで、体に負担をかけず、効率的に移動することができるようになります。 正しい歩き方を保てるよう、簡単な「歩き方のストレッチ」を普段の生活に取り入れてみましょう。 |
| 共催 | 主催:NPO法人ニューイング 共催:八王子薬剤センター駅前薬局、NPO法人八王子市レクリエーション協会 健康講座の動画はこちらから |