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食中毒について

講師：八王子薬剤センター薬剤師 根岸世利那

「食中毒の原因」は、・細菌・ウイルス（冬場に多くほとんどノロウイルス）・寄生虫（アニサキスなど）・自然毒（キノコやフグなど）があります。 「食中毒予防の三原則」を紹介しましょう。まず、 ➊≪つけない！≫（菌を他の食品に付着させない）こと！ ポイント－・こまめな手洗いをしっかりする・肉や魚のドリップに注意する・魚や野菜はしっかりと洗うなどです。 ❷≪増やさない！≫（菌が増殖する環境に置かない）こと！ ポイント－・食材は正しい温度で保存し期限内に食べる・生ものは最後に購入する・常温で解凍せず冷蔵庫やレンジで解凍するなどです。 ❸≪やっつける！≫（殺菌・消毒して死滅させる）こと！ ポイント－・食材はしっかりと中心まで加熱する・調理器具は清潔にするなどです。 特に、“夏場は細菌性食中毒に注意！！！”です。⑴カンピロバクター⑵サルモネラ菌⑶ウェルシュ菌などが代表的な細菌です。 【カンピロバクター】 潜伏期：2～3日後（長いと10日） 原因：生や加熱不足の鶏肉、消毒されていない水など。 症状：下痢、血便、頭痛、発熱、頭痛、吐き気など。 対策：①生や加熱不足の鶏肉は食べない②井戸水や湧き水などの未殺菌の飲料水は飲まない③調理器具はよく洗浄し、熱湯消毒して乾燥させる 【サルモネラ菌】 潜伏期：6時間～2日後（長いと3日） 原因：卵、生卵、鶏肉など。 症状：発熱（やや高め）、下痢、嘔吐、頭痛など。 対策：①賞味期限を過ぎた卵は生で食べない②卵は購入したらすぐに冷蔵保存する③卵が割れるまた、ひびが入ったらすぐに加熱する④卵を洗うことはNGです 【ウェルシュ菌】 潜伏期：6～⒙時間（24時間以内が多い） 原因：カレーやシチュー、煮物など大量に加熱調理された食品など。100℃で1時間加熱しても死滅しません。 症状：腹痛、下痢など。 対策：①料理を室温で放置しない②食品を保存する場合は小分けにして中心まで急速に冷やす③保存した食品は食べる前にしっかりと再加熱する ※食中毒には、[治療薬]がないため水分補給（経口補水液、スポーツドリンクなど）や食事などの対処療法が基本となります。ポイントとして、 ・水分摂取をこまめにしましょう ・食事は消化のいいものを食べましょう ・安静にしましょう

日常生活に不可欠な、骨盤低筋を鍛えよう

講師：八王子市レクリエーション協会 中西芳子

「骨盤底筋」とは、骨盤の底部にハンモック状に存在し、膀胱、子宮、直腸などの臓器を下から支える筋肉群の総称です。骨盤底筋がゆるむと臓器が下がってくるので、意識して鍛えることが大切です。 ≪椅子に腰掛けている場合≫足を肩幅に開き5秒間程度、肛門、尿道、膣全体を引き締め、息を吐きながら下腹部を引き上げる感じで締めます。その後リラックスして力をゆるめます。“締める”“力を抜く”を5～10分繰り返してみましょう。[ガス抜きのポーズ]で、片方の膝を胸に近づける動作を交互に繰り返す。両膝を10秒間胸に近づける。また、片足を真っ直ぐに上げ、踵を90度にし、それを交互に繰り返す。 ※日常生活の中で継続的にトレーニングすることにより、女性の場合、尿漏れ改善に効果が期待されます。