HEALTH COURSE REPORT
第296回 無料健康講座
うがい薬を正しく使って感染症を予防しましょう!
日時 | 2025年05月15日 pm2時00分~pm4時00分 |
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会場 |
ファルマ802ビル4階研修センター 京王八王子駅中央口から徒歩3分 JR八王子駅北口から徒歩5分 ※1階に八王子薬剤センター駅前薬局のあるビル https://goo.gl/maps/TdbZeFhwpMR2 |
講座I | うがいについて 講師:八王子薬剤センター薬剤師 野路裕輝 皆さんはしっかりと“うがい”ができていますか?うがいをすることは、菌やウイルスを[外へ洗い流す効果]があるので感染予防につながります。また、うがいをすることで[喉が潤う]ので喉の乾燥を防ぐことも感染予防につながります。 うがいをするタイミングとして「起床時・食前食後・口の中が乾燥している時・帰宅時・就寝時」が推奨されています。細かなタイミングでうがいをすることは口腔内の菌の排出を促し、喉の潤いを保つことにつながり感染予防につながります。1日にうがいする回数は最低でも4回くらいはした方がよいと言われています。 ≪正しいうがいの仕方≫を学びましょう。 ① うがいをする前にしっかり手を洗います。 ② 少量の水を口に含み口の中で泡立てるような「くちゅくちゅ」うがいを15秒間行い吐き出します。これは、口腔内にいる菌を洗い流します。いきなり喉の奥のうがいをしてしまうと口腔内にいる菌を喉の奥に押しやってしまう可能性があります。 ③ 上を向いて15秒「がらがら」うがいを行います。この時にポイントとして「あー」や「うー」の声を出しながら行うとうまくできます。 ④ ③をもう1セット実施します。 うがい薬の正式名称は含嗽剤(がんそうざい)と言われています。風邪の時によく使う代表的なうがい薬としては ◆殺菌消毒作用のあるポビヨンヨードを含む[イソジンガーグル液うがい薬] ◆創傷治癒や消炎作用を含むアズレンスルホン酸が入っている[アズノールうがい液] があります。 [イソジンうがい液]は黒褐色で透明な液体のうがい薬で様々な細菌に対する殺菌効果やウイルスを不活化する効果がある薬です。インフルエンザウイルスやアデノウイルスに対する不活化効果もあると報告されています。喉の腫れやイガイガする症状があるときの感染予防や口腔内の消毒としても使われます。使い方としてイソジンガーグル液2~4mlに対してコップ3分の1くらいの水(約60ml)に薄めて使用します(15~30倍希釈)口腔内と喉の奥までうがいする必要があります。 [アズノールうがい液]は濃青色のうがい薬で炎症を抑える効果と傷の治療を促す効果があり、咽頭炎・扁桃炎・口内炎・舌の炎症に使われます。使い方としてコップ半分くらいの水(約100ml)に5~7滴を溶かして使用します。うがいの方法に関しては炎症や傷のある部分に接触するようにうがいをする必要があります。炎症部位に白血球が集まる反応を抑えることで炎症を鎮める作用があります。 両うがい薬には、注意事項があります。処方された際は自己判断での使用はせず必ず医師や薬剤師の指示のもと使用してください。これから夏場になっていきますが、冬場と同様に風邪に気を付けて元気に過ごせるようにしましょう。 |
講座II |
肩をほぐし、肩を軽くしよう 講師:八王子市レクリエーション協会 中西芳子 肩こりが辛く重く、少しでも楽に軽くなりたいと思う症状はありませんか?肩が凝っているとは、筋肉の繊維が束になり筋膜で固められているものが収縮して、肩周辺の筋肉が緊張しているのです。マッサージ、ストレッチ、押せるツボなどで筋肉を緩ませて、ゴリゴリをほぐしていきましょう。 ①「中府(ちゅうふ)」というツボを押します。鎖骨の下の筋肉をほぐし、肩こりの緩和や姿勢改善のほか、深い呼吸がしやすくなり、筋肉が凝り固まるのを防ぐ効果があります。 ②首の周りのストレッチをしましょう。手を鎖骨付近に添え顔を斜めに向けます。首の付け根が伸ばされているのを感じたら呼吸しながら5秒ほどキープします。左右繰り返します。③肩甲骨を動かすストレッチも大切です。 ④頭皮を下から上へマッサージすると、血流を良くし凝り改善効果につながります。仕事や家事の合間に行ってみましょう。 |
共催 | 主催:NPO法人ニューイング 共催:八王子薬剤センター駅前薬局、NPO法人八王子市レクリエーション協会 健康講座の動画はこちらから |