HEALTH COURSE REPORT
第267回 無料健康講座
呼吸で内臓機能を活性化しましょう
日時 | 2022年12月15日 pm2時00分~pm4時00分 |
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会場 |
会場 ファルマ802 3階(八王子薬剤センター駅前薬局ビルの3階です) https://goo.gl/maps/TdbZeFhwpMR2 |
講座I | 風疹について 講師:八王子薬剤センター 薬剤師 曽木明子 風しんは、風しんウイルスによって引き起こされる急性の発疹性感染症で、風しんへの免疫がない集団において、1人の風しん患者から5~7人にうつす強い感染力を有します。風しんウイルスの感染経路は、飛沫感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播します。症状は、不顕性感染(感染症状を示さない)から、重篤な合併症併発まで幅広く、特に成人で発生した場合、2~3週間後に発熱や発疹が長く続く、関節痛、リンパ節の腫れなどの症状が現れることがあり、小児より重症化することがあります。また、脳炎や血小板減少性紫斑病を合併するなど、入院加療を要することもあるため、決して軽視はできない疾患です。 また、風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの妊婦が風しんウイルスに感染すると、眼(白内障)や心臓、耳(難聴)に障害をもつ先天性風しん症候群の子どもが生まれてくる可能性が高くなります。妊娠中の女性は予防接種が受けられないため、抗体を持たない又は抗体価の低い妊婦は、可能な限り人混みを避けていただき、風しんに感染しないように注意してください。また、妊婦の周りの同居家族は、風しんに感染しないように予防に努めてください。 風しん予防のためには、予防接種が最も有効な予防方法といえます。風しんワクチン(主に接種されているのは。麻しん風しん混合ワクチン)を接種することによって、95%以上の人が風しんウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。さらに、接種後年数の経過と共に、免疫が低下してきた人に対しては、追加のワクチンを受けることで免疫を増加させる効果があります。 風しんに関する情報は、国立感染研究所感染症疫学センターのウエブサイトで確認することができます。 |
講座II |
健康と呼吸 ― 片鼻呼吸法 講師:NPO法人八王子市レクリエーション協会 講師 中西芳子 年末の忙しさ、冬の冷え、さらに新型コロナウイルスによる不安など、ストレスが体にも心にも蓄積されやすくなる時期です。リラックス効果のある呼吸―小鼻を片方ずつ使いながら呼吸を行う“片鼻呼吸”をおススメします。自分の指で片鼻を押さえて、ゆっくり呼吸をしていきます。右鼻で呼吸するときは、交感神経・左鼻で呼吸するときは、副交感神経が優位に働くと言われています。片鼻呼吸で、交互に行っていくため自律神経のバランスを整えることにも繋がります。呼吸を丁寧に行うことで日頃の緊張をほぐし、よりイキイキと日常を過ごしましょう! |
共催 | 八王子薬剤センター駅前薬局 NPO法人八王子市レクリエーション協会 |