HEALTH COURSE REPORT
第284回 無料健康講座
うつと認知症の違いって何?学んで動いて身体の疲れを吹き飛ばそう!
日時 | 2024年05月16日 pm2時00分~pm4時00分 |
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会場 |
ファルマ802ビル4階研修センター(八王子薬剤センター駅前薬局ビル4階)東京都八王子市旭町12−1 https://goo.gl/maps/TdbZeFhwpMR2 |
講座I | 老年性うつと認知症の違い 講師:八王子薬剤センター薬剤師八王子薬剤センター薬剤師 桑島 優 【認知症】とは様々な脳の病気により“脳の神経細胞の働き”が徐々に低下し、記憶・判断力などの認知機能が低下して、社会生活に支障をきたした状態をいいます。 【うつ病】とは気分障害の一種で、心の病気と思われがちですが“脳の機能障害”です。慢性的で持続的なストレスにより気分や感情をうまく調節できなくなり、心身の不調が表れる病気です。 今回のテーマの【老人性うつ病】とは、高齢になると「退職」「家族・友人などの病気や死」「子どもの自立」などの①環境的な原因と「体力の衰え」「病気」「脳機能の衰え」などの②身体的な原因で起こりやすいうつ病です。 この老人性うつ病の特徴としては ・不安感や焦燥感が強い ・めまいや耳なり、発汗、のぼせ、便秘、不眠、食欲低下などの身体の不調が多く出る ・妄想 ・認知症のような症状 ・自殺の危険性が高いなどです。 では、[老人性うつ病]と[認知症]違いを比べてみましょう。 [老人性うつ病]の初期症状は、不眠、食欲低下などの体の不調から始まり、何らかのきっかけで発症、進行していきます。精神症状としては、貧困妄想(お金がなくて生きていけない)、心気妄想(不治の病)などです。 [認知症]は、初期症状は、物忘れなどの記憶障害などで、長い時間をかけてゆっくりと進行します。精神症状として、侵入妄想、もの取られ妄想などです。 認知症のうつ状態、うつ病の認知機能症状、また、認知症とうつ病の併発など、さまざまなケースがあります。まずは、医療機関を受診してみましょう。 まだ認知症の診断がついていない場合、特にレビー小体型認知症は初期にうつ症状が出やすいため、うつ病だと思っていたら認知症だった、というケースも見られます。 そのほか、薬の影響でうつ状態を引き起こす場合もありますので、自己判断せず、医療機関を受診することが大切です。 |
講座II |
体温上昇、血液増加の呼吸法 講師:八王子レクリエーション協会 講師 中西 芳子 全身の血液循環をよくする効果は、血液の中に酸素を多く取り入れ、溜まった老廃物を排出されることです。そのために第一に大切なことは“深いゆっくりとした深呼吸”です。深呼吸は、体だけではなく心にも働きかけます。 深呼吸を習慣化できる健康療法として、「歌うこと」をおススメしています。 鼻から息を吸い丹田を意識して吐く[腹式呼吸]を取り入れます。歌で元気になる理由も、実は[腹式呼吸]と深い関係があります。 深呼吸=腹式呼吸=上手に歌う!歌が上手になって、ストレスも解消されます。軽度のストレッチを加えていくと体もだんだんと温まります。 笑顔で生き生きと、声を出して歌う生活習慣!大切ですね。 |
共催 | 主催:NPO法人ニューイング 共催:駅前薬局(八王子薬剤センター) NPO法人八王子市レクリエーション協会 |