HEALTH COURSE REPORT
第282回 無料健康講座
正しく学ぼう検査値の見方と効果のある呼吸法!
日時 | 2024年03月21日 pm2時00分~pm4時00分 |
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会場 |
ファルマ802ビル4階研修センター(八王子薬剤センター駅前薬局ビル4階)東京都八王子市旭町12−1 https://goo.gl/maps/TdbZeFhwpMR2 |
講座I | 検査値の見方 講師:八王子薬剤センター薬剤師 林 佑季 【貧血】は、血液中の赤血球の数やその中に含まれるヘモグロビンの量が少なくなっている状態で、労作時の息切れや全身倦怠感、頭痛、めまいなどの自覚症状が現れます。 血液検査では次の項目を見ます。 Hb(ヘモグロビン)-主に鉄を含む「ヘム」とたんぱく質からできている「グロビン」からなる赤色色素たんぱく質のことで、赤血球に含まれ血液中の酸素を全身の組織に運ぶ働きがあります。 RBC(赤血球)-数値が低いと数が少なく、血液は酸素を充分に供給できなくなります。 Ht(ヘマトクリット)-血液中に占めている赤血球の割合のことで、貧血で低値を示します。 貧血は種類が多く、・再生不良性貧血・腎性貧血・巨赤芽球性貧血・鉄欠乏性貧血・自己免疫性溶血性貧血・消化管出血などがあり、判断するために、 MCV(平均赤血球容積)-「赤血球1個の平均の大きさ」 MCH(平均赤血球血色素量)-「赤血球1個に含まれる血色素(ヘモグロビン)の量」 MCHC(平均赤血球血色素濃度)-「赤血球1個あたりの容積に対する血色素(ヘモグロビン)の量の比率」の数値をみます。 貧血の中で最も多いといわれている[鉄欠乏性貧血] は、 ①鉄分を補うために鉄剤を服用する。 ②ヘム鉄を多く含む食品(・牛肉・豚肉・鶏肉・まぐろ・カツオ・レバーなど)非ヘム鉄を多く含む食品(・ひじき・納豆・大豆・油揚げ・小松菜など)を摂取しましょう。 自覚症状が出ない[隠れ貧血]では、鉄分をとることも大事ですが、赤血球が作られるまでに関わってくるビタミンB、葉酸、鉄の吸収を高めるビタミンCの摂取も大切です。バランスのよい食生活を心がけて貧血を予防しましょう。 |
講座II |
呼吸法とその効果 講師:八王子レクリエーション協会 講師 中西 芳子 寒暖差の激しい季節です。副交感神経が優位になり自律神経のバランスを整えることが大切です。ヨガの呼吸法の実践で、睡眠の質や腸内環境の改善、ストレスの緩和など、さまざまな効果が現れます。まず、①楽な姿勢になる(座っていても、寝ていてもOK)②息を吐き切ってから鼻からゆっくりと息を吸う、お腹が膨らんでいるのを感じる③鼻からゆっくりと(息を吸うときの倍の長さで)吐きお腹をへこませていきます④数回繰り返します。 血流の促進、深部の筋肉の増強にも期待できます。朝夜の布団の中や、生活の中で気がついたときに、ゆっくりと実践してみましょう。 呼吸を整えた後は、ふくらはぎを伸ばしたり太陽礼拝のポーズで無理せず体を温めましょう。 |
共催 | 主催:NPO法人ニューイング 共催:駅前薬局(八王子薬剤センター) NPO法人八王子市レクリエーション協会 |