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Apr
16
2025
花粉症について
講師:八王子薬剤センター薬剤師 太田雅俊
春になり花粉が多く飛ぶ季節でもあり、それが原因で体調に悩みが出てくる人もいるのではないでしょうか?
“花粉症”とは、アレルギー疾患の一種であり、花粉が体内に侵入し、免疫系が過剰反応しやすくなることです。
主に、スギ(2~4月)ヒノキ(3~5月)ブタクサやイネ科などが原因となります。
[花粉症の症状]の主な症状として、目のかゆみ、鼻水、鼻づまり、連続的なくしゃみ、のどの痛みなどがあります。重度の症状としては、睡眠障害、日中の疲労感、集中力の低下、結膜炎、喘息の悪化などが現れます。さらに、仕事効率の低下、精神的ストレス、社会活動の制限など生活への影響が起こります。
日常生活の中で、できる限り花粉に触れない予防対策として、自己対策を心掛けましょう。
[外出時の対策]では・・・
・マスク着用
・花粉防止メガネの使用
・帽子の着用
・花粉の多い時間帯を避ける
などで工夫しましょう。
[室内の対策]では・・・
・換気は短時間で
・窓を閉める
・空気清浄器の使用
・洗濯物の室内干し
・HEPAフイルターの使用
などが有効です。
[衣服の対策]として・・・
・外出後は玄関で衣服をはたく
・すぐに着替えを行う
・花粉が付着しにくい洋服の素材選び
・洗濯物は、室内干しや乾燥機を使用
・こまめに掃除機をかける
など。
[髪の毛の対策]として・・・
・帽子をかぶって外出をする
・外出後はシャワーを浴びる
・髪を洗う
・ヘアースプレーで髪を固める
・ドライヤーで花粉を飛ばす
など小まめに実践してみましょう。
これらに留意しながら、“セルフケア”として、鼻うがいを定期的に行うこと、食事では、ビタミンCやDを多く摂取する工夫をする、また、花粉情報なども日々チェックしていきましょう。
“生活習慣の見直し”も大切です。規則正しい生活リズムを保つこと。特に、十分な睡眠をとること、ストレス管理(リラクゼーション)を心掛けること、適度の運動を行うことが大切です。禁煙や節酒も心掛けましょう。
治療の薬には、“市販薬”と“処方薬”がありますが、適応症状や薬の効果、副作用の有無など、それぞれに違いがあります。ご自分の症状に合った薬を、医師や薬剤師に、相談してみましょう。
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